浴衣地や 一反まるごと 天日干し

 前回の続きです。
大谷観音から一路宇都宮市内へと戻るようになり、JR駅前通りに出て、見学の中川染工場へ062.gif「今此処なんですが、どう行けば良いんでしょうか?!」「ハイ、近道はね、今工事中の為、こう来てこう曲がって」~と045.gif う~ん、分からないけど・・・とにかく市内を流れる田川なる川を見つけなくっちゃ。
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きれいな川です。さてと、住所は宇都宮市錦一丁目~~歩いていた女子高生3、4人に尋ねて005.gifラッキー!すぐ近く。                               

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仰々しい看板もないから通り過ぎ、Uターン。右側は大谷の石の蔵。「ここだ、ここよ!」        創業は明治38年、伝統の江戸浴衣・江戸手ぬぐいなど、田川の畔で昔ながらの製法を守り続ける~ING。

a0166324_1056446.jpg高い干し場の上で職人が無垢の反物を干す作業中。高所恐怖症の方は無理ね037.gif     
年配の女性(女性・専務)小走りで「待ってましたよ!今日はNHKの取材が入っているから、こちらからどうぞ」と、つきっきりで案内して下さいましたよ029.gif  
a0166324_1174295.jpg伊勢の型紙、丈夫な和紙を数枚重ね、柿渋で貼り合わせものに文様を透かし彫りしたもの~~メッシュの細かい細かい事! 手仕事・職人の技は凄い。これを拝見しただけで感嘆!!           
a0166324_11161085.jpg型置き(糊づけ)~~専用の台の上で生地に型紙を乗せ、上からへらでのり付け。一回ごとに生地を折りたたみ、たたんだ上から同じようにのり付けを繰り返す。(一反につき10~12回折り返す)一反で手ぬぐいは12本作れる由。一発勝負でシワが出ないよう、曲がらぬよう、布をぴたりと広げる・・・熟練の技!! 

a0166324_1128588.jpg昔ながらの「注染(ちゅうせん)」という染め方。ヤカン(金属で出来たじょうろ型の容器に入れた染料を注ぎ込む。液体を流す染め方なので生地を傷めず、吸水性、風通しも良いという。プリント生地は片面だけの柄、インクを圧着する方法なので生地はダメージがあり、耐久性も弱く、通気性も良くないという。ヤカンとは薬缶と書くそうな045.gif

a0166324_11564866.jpg次はガチャコンガチャコン。此処は糊やら余分な染料やら汚れを落とす洗い場。一際激しくジャバジャバ。この水槽の奥が田川の上流にあたり、布を段々奥へ移動させてきれいな水で洗うそうです。汚水はきれいに処理して排水溝へ、環境保全は万全と専務は納得の自信顔029.gif       
a0166324_1292556.jpg次いで脱水の大釜に入れ、いよいよ外へ。これって何と原始的!!釘を曲げてるだけ。         
a0166324_12122194.jpgこんな風に布地の端を釘に引っかけて。                               
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初夏の風に翻って。。。
「宮染」とは~~~始まりは江戸末期の頃とか。近くの真岡木綿地を染める為に市内を流れる田川沿いに染め職人が集まり、半纏などを染めるようになったと。その後、大正期に「注染」という技法が生まれ、浴衣、手ぬぐいを一枚ずつ染め上げてゆくようになったと。昭和戦前の最盛期には30~40軒の染め物屋が居たそうな。今では3軒になってしまったという002.gif田川中心のこの染め物を「宮染(みやぞめ)」と名付けられたという。伝統維持って難しいなぁ!!

二階の作業場も忍者部屋の如く、仕掛けいっぱい003.gif面白かった!!もっともっと画像をアップしたいけれど、、、おしまい。
お土産は手ぬぐい2枚。小粋な帽子とサングラスの絵柄は卓さんへ。もう1枚はジャズの絵柄をTさんへ。

さてさて次に向かった先は栃木市の「出流(いずる)観音」。ここまでが大変047.gif
たどり着きましたが・・・続きま~す。                                ど根性ガエル~ケロケロ004.gif
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by choropikotantan | 2016-06-07 12:45 | 好きなこと | Comments(0)

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